山の神は一般に豊穣をつかさどる女神であるとされておりますが
どういう訳か醜女で嫉妬深い性格であるとも言われています。
そこから自分の妻のことを恐妻であるとして謙遜する表現に「山ノ神」といいます。
また、そのような性格から出産や月経の穢れを特に嫌うとされるほか、
祭の日には女性の参加は認められず。
自分より醜いものがあれば喜ぶとして、顔が醜いオコゼを山の神に供える習慣もあります。
山ノ神